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宇宙(そら)を舞う白鳥
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作詞 あかさてな |
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星屑が瞬きながら
宇宙(そら)に散って逝った者達への
せめてもの慰めとばかりに
鎮魂の歌を歌い紡ぐ星海(うみ)を
白い恒星帆(セイル)を広げて
デブリの間を縫う様に帆走する
傷付いた船が一隻
地球圏へと向けて飛行する
傷付いた翼を休める場所を求める
純白の羽毛に覆われた白鳥の様に
遥か遠くには
宇宙(そら)の碧いエメラルド
地球が太陽の光を受けて
輝きを見せている
其の光景は見る者全てに
暖かな郷愁の念を感じさせる
白い恒星帆(セイル)の船は
地球の周りを公転する
真珠の様な月に在る
幾つもの月面都市の一つに
其の舵を向けて
最後の力を振り絞り
星海(うみ)を飛び続けて往く
やがて船は辿り着いた月面都市の
港へと其の船体を落ち着ける
ゆっくりと傷付いた翼を休める白鳥の様に
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