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或る悪魔祓いの詩
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作詞 あかさてな |
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彼には他人(ひと)とは違う力が有った
彼は幼い頃から他人(ひと)には視えない
世界や存在を視る力が有った
然し其れが故に彼は何時も苦悩していた
何故俺には他人(ひと)には視えないものが視えるのか
どれだけ話しても誰も分かってはくれないと
そして彼は苦悩の末に大罪を犯して仕舞った
自らの命を絶つと言う赦されぬ行為を
そして彼は瞬きする程の間に地獄を彷徨った
然し彼は生き返り成人すると
悪魔祓いを生業とする様になった
然し其れは地獄行きを回避する為の
利己的な行為であり
決して博愛や慈悲、利他主義に
基づくものでは無かった
今日も彼は地獄より彷徨い出でたる
悪魔を狩り続けて居る
天国行きのチケット代を稼ぐ為に
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