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春‐ラ・プリマベーラ‐
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作詞 あかさてな |
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暗く冷たい雪に閉ざされていた冬が終わると
気温が徐々に上がり雪解けが進む
花の女神フローラの庭園にて冬籠りをしていた
妖精達が眠りから目覚め
地上へと飛び立ち彼方此方で謡い踊る
妖精王オベイロンと妖精女王ティターニアも
此の祝宴の中に入り込むと優雅に謡い踊る
高らかに鳴り響く唱和のシンフォニーが
眠れる草木を眠りから目覚めさせる
そして名残り雪に埋もれていた硬い蕾が
綻び始めると一斉に花開かせる
花の女神フローラは此の時とばかりに
手にしていた杖を振るい魔法の言葉を
花開かせた草木に次々と掛けていく
花達からは甘く芳しい香りが湧き立ち
虫や鳥や獣を呼び寄せ季節は春爛漫を迎える
さあ、いざ咲き誇れ、生命ある者達よ
此の麗しき季節を共に享受しようぞ
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