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4つ葉の詩
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作詞 つきなみゆうき |
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着ぐるむぼくを見て 子供達が手を振る遊園地
happyが揺れる風船が離れてく さようなら
気軽にサヨナラを 使える人になりたかった
「皆さんさようなら」 無邪気な号令の地続き
サヨナラが左様ならなら
サヨナラはそれならでいいじゃないか
じゃそういうことでってどういうことで
それならば続きは どこへ行ったんだろうな
また明日にでも来るのか はたまた明後日か
文字に起こせばたった4つ
サヨナラも嘘つきもアリガトも4つ
幸せも信じるも約束も4つ
単なる羅列も数列も お手軽に心抉るなあ
本気でサヨナラするつもりもなく
試すように使うサヨナラも
消えての代用でアリガトも
解せぬ苦虫舌鼓 腹も胸も膨れぬままで
望み通り引退してみたのさ
ついサヨナラしてみたのさ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
サヨナラ
キレイに前習えで サヨナラサヨナラ 棒の読み
抑揚もない4つの真ん中に嬉しいの頭はなくて
無音の世界 視界良好 のはずの迷路
なんもない なんでそれならばの正解
想い隙間から見る なんもないんかい
きみが見てたのは白いのか黒いのか
わかんないけど でも分かったことは
好きでいることは 依存でも何でもなくて
生活の一部で 歯を磨くように 服を着るように
きみを朝一想うこと ぼくの大事な一部だったこと
サヨナラは自分に 言い聞かせてたってこと
ちゃんと大事な一部だったんだよ
習慣づいたものを手放すためには
「きみが好き」を「さようなら」に
置き換えていくしか方法がなくて
置き換わるはずも なくて せめて
簡略化せずに 想いを込めてみたんだ
さようなら ありがとう
サヨナラは後にも先にも最後にして
気軽になんて使えない人になるからって
幸せは最期にあげるもんなんだよって
空から落ちる雨に濡れないように
羊の着ぐるみ着て 貝の中から唄うよ
また怒られるから 隅っこで時々ね
うまく声にできなくて 言えない子にも
伸びる小さな手に
happyな風船を握らせて
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