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葡萄ジュース
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作詞 つきなみゆうき |
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なけなしの想いを紡いで
似通った感情を届け合って
僕らは日々を過ごしている
他の誰でもない
君の意味になりたくて
君の孤独を解りたくて
僕らは正しさを確かめ合う
物語の主役は僕のはずなのに
自ら脇役に回っていつかと願って
熟しすぎた葡萄が潰れて
泣いて拗ねる子供のような日々
今がその時と解っているのに足型は外さない
僕らの淀んだ純潔なストーリー
他の誰でもない
君の意味になりたくて
君の孤独を解りたくて
僕らは見たものを押し付け合う
綺麗な想いをそのまま隠して
諦めめいた感情をいつもいつでも携えて
君を失くしてもきっと
生ぬるいグレープジュースで
折り合いをつけるんだろう
今がその時と心は揺れても糸は繋げない
僕らの歪んだ他力なストーリー
重ねすぎたレイヤーに自分も呑まれていく
世界は夢幻に拡がりを見せつけ見下ろして
願わくば君の意味になれていますようにと
叶うなら君の孤独が和らぐようにと
僕らは今を重ねて無心に描き足していく
似通った感情を投げ合い
寄り添い続ける
なけなしの想いを紡ぎあって折りを重ね
できるだけ永くと願い
濃くなる紫を見つめ続ける
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