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メランコリノイズ
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作詞 雪見ねこ |
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真綿の中で永眠ってたいのに
朝日は無慈悲に棺の蓋を開けていくんだ
繰り返す景色は見慣れすぎて
アスファルトと曇天の境も分からなくなった
一応呟いたSOSは環境音にもならなかった
辿り着いた今日の終わりに縋りついて
このまま終わっちゃえばいいのにな、なんて
目を閉じて広がった黒い背景に
エンドロールが流れてくれたら、なんて
終われと願う時間はゆるりと歩いて
来るなと祈る朝は駆け寄ってくるんだ
浪費したカレンダーの紙片は
気づけば足元を埋めていた
入力したhelp callはTLの色にもならなかった
本音を別のリズムに再変換して
歌の真似事して吐き出しても、無意味
誰かが振った指揮棒が私の
フィナーレを告げてくれたら、…ないか
あらゆる流れは私を削っていって
零れた欠片が転がっていって、積もって
惰性で鳴り続ける鼓動のオーディオ
電源が落ちてくれたら、いいのにな
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