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ハンバーグ
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作詞 新道 正也 |
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夕陽がビルに消えていく
交差点は人で溢れかえる
黄昏に想いを馳せる
そろそろ振り返っていいかな
父の背中で見た花火
母に買ってもらった人形
どちらも残ってないのに
心を暖かくする
僕もいつか君の手をひき
何かを残せてあげられたら
はちきれるほどに切なくなって
飲みかけの珈琲流し込む
苦い思いもしてきたけれど
帰る場所は優しいから
似たような日々を繰り返していても
そこに君達がいてくれる
ただそれだけで立っていられる
繋がるよ明日への糸が
夕食はハンバーグだって
聞けば飛び跳ねた昔
今でも少し受かれる
気づいて苦笑いしてしまう
何杯目かのホットコーヒー
飲み干してもう一踏ん張り
気付けば黄昏は宵闇へ
もうすぐ帰途へつけるかな
たまには何か買って帰るかな
君達の大好きなものを
いつか見た 花火無くした人形
帰りを待つ笑顔とハンバーグ
平凡な僕が誇れるものは
いつも人に与えられてきた
時は流れることを止めない
嬉しくても辛くても
ならばその流れのなかで
やれることをやるだけさ
生まれ落ちた意味は無かったとしても
ここにあるものを僕は愛し続ける
ドアを開けたなら幸福の匂い
そして迎えてくれる笑顔
いつまでだろう この幸せを
愛すべきこの平凡を
気づいていたんだ平凡なんかじゃ
ないことくらい ずっと前から
君達がここに居てくれている
特別な幸せなんだと
ほろ苦い人生
優しい君達
憧れたヒーロー
咲き誇る花火
広く感じてた
あの公園にも
友と語り明かした
あの浜辺にも
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