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明星の下で
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作詞 新道 正也 |
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あなたが私に囁いた夢は
今なお二人の距離を縛り付ける
明日も昨日も何も変わりはしない
届かない星は見上げるものだと知った
手を伸ばし 握ったのは 空虚だけ
揺るがない想いを一つ
確かに閉じ込めて
月明かりの下 口ずさむ最初の歌
艶やかな街並みを二人
並んで帰る道
繋がれた指先に通うパルス
また感じた
今を知った上でなら あの時の
あなたの呼び掛けへの答えはなんだろう
無邪気な笑顔で互いを認めあう
さざ波だったものがいつの間にか
大きな波になり飲み込まれる
不安を打ち消すほどの音を聴かせて
この心包み込む 穏やかな陽を読ませて
いつまでもこのままでいられないことなら
言わないでわかってる
今は今を生きるだけで
真夜中の海でぶつけあった想い
逆さまに変わり 沈んでいくもの
交わりあう空と海の境界に
吸い込まれた なけなしのコイン
飾らない言葉だけ紡ぎだして
揺るがない想いを一つ あなたへ歌おう
他には何も要らない
これが最期の言の葉一枚
星空の下で始まった物語
終わらせるのならばここしかない
明星の下
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