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君ありきのラブソング
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作詞 katsura |
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ごらん 君が差し伸べるその手を
僕の心 静かな寝息を奏でている
まだ 朝日は昇らないから
震えている 湯が沸き立つようなあの気持ち
思い出せないのは 忘れたいから
いつ 夜明けは来るんだって繰り言
普段通り 硬いパンと2日前の残り物
もう 不味くも何ともない
捨てきれない ゴミばっかが溜まる六畳間
毒にも薬にも ならない世界
ずっと 遠くで見惚れてた
やっと 一歩を踏み出せた
なんて言っても結局 忘れ物をして引き返す そんな僕で
ずっと 自由になりたかった
やっと 解き放たれたはずなのに
誰かに結局 見張ってもらわなきゃ何もできない そんな僕で
丁寧な言葉遣いも
紳士のような立ち振る舞いも
飽和しそうな富も
来月までいっぱいのスケジュールも
君ありきのラブソングも
忘れたくないこの迷いも
全部 何にもできない そんな僕だ
ごらん 君が差し伸べるその手を
僕の心 半目で様子を伺っている
密かに 自分を騙しながら
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