|
|
|
あの子は誰かの友だちだった
|
作詞 ぶたもも |
|
重い道具箱の奥に手を伸ばしていた放課後
3席後ろで誰かが泣いている
空気みたいな私は気にせずに
1人っきりの教室みたいだ
膨らんだ手提げ袋を担いで
よろめいて机を蹴った
響く低い音が夜のチャイム
あの子は誰かの友だちだった
裏切られたくないなら
信じなければいいのに
あの子はどんな顔だったっけ?
階段に差し掛かり振り向いた
暗い夕陽があの子を照らしていた
夜道もいつも通り平気な私は
能天気すぎるのだろうか
黙ってまっすぐ帰る2人
さよならだけ残して分かれた
無言になれてないあの子は
そわそわ話そうとしたけど
そもそも私と話したいと
考えたことはないだろうね
あの子と私は友達になれるかな?
余者同士じゃ
なんだか合わない
あの子は誰の友達でもいいのかな?
私にそっとくっついてきたのは
孤独に見せたくないから
そんなに無理して誰かの友達に
なろうなんてしなくていいよ
顔も知らない人たちのいざこざに
首をつこっむなんて馬鹿らしい
あの子は誰かの友だちだった
裏切られたくないなら
信じなければいいのに
あの子と私は友達になれるかな?
余者同士じゃ
なんだか合わない
真っ暗な夜空
星座と星座の間
仲間はずれの星よ
|
|
|