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ウラコロシヤの晴れ晴れな笛
作詞 孝徒
二時にリカルドは行き やがては三時のグレミー
手書きのラウンドを抜けて 片やその影匂う
はるか遠くの椅子 足の効果が引き寄せる
いつぞやを通り過ぎ 時間とせめぎ合う

教授は問い ミナは戸惑う

この積み荷や降ろさねば 如何程も手に取れぬ

元素に血を通し 突き止める闇もなく
人工視界の概念 何者と逃れ得ず
奇跡を起こす手筈 内に退廃を生む
世の姿を描き下ろし 亡きモデルの足跡

教授は問い ミナは戸惑う

この積み荷や降ろさねば 如何程も手に取れぬ

怪我なしの良き報せ 脱け殻が占め揃う
そこの壁が擦れた あそこの床が擦れた
護国を捨てた防人 己が牙に酔い痴れ
あれやこれやその為 十万億土の使者

教授は問い ミナは戸惑う

立てた誓いを剣で斬り 求めた答えに銃を向け
白い自由は無を落とし 狂乱よ実を結べ
徒花の声が裂け 『捨てた過去』と牢を打つ

ああ 偉大なり 偉大なり

粗雑な無線の音が 血肉の香りを運び
イノセントの箱を踏み 遅かりし劇を告ぐ

ああ 偉大なり 偉大なり

聖人の街狂い 歓喜を削ぎ空を解く
義人の弾に寄り 飛沫の終わるゴミ箱

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公開日 2021/05/20
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コメント 教授は正しいことを言う。そんな彼だから許せなかったのか。

教授がミナに教えるべきだったのは、あんな些末な骨の粉達のようなものだったのか。
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