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或る椅子職人の詩
作詞 リュア
猛スピードの時代の中
誰もが必死に歩いてる
だから体を休めたくて
わずかな椅子を奪い合う

ならば僕は椅子を作ろう
奪い合わなくていいように
この世界の人々より
ずっとずっと多い椅子を

いつしか僕は気づいたんだ
作ればいいって物じゃない
必要な高さ柔らかさ
人それぞれ違う事に

だから僕は椅子を作ろう
目の前の貴方のためだけの
誰かに合わせなくていい
ベストフィットそんな椅子を

やがて疑問が投げられた
あなたの腕は素晴らしい
どうして自分が座るための
玉座を作りはしないのか

僕はこの小さな工房の
作業椅子がいいのです
僕の居場所そのもので
たったひとつの相棒です

そんな椅子を僕は作ろう
貴方の居場所になるような
どんな日々をも受け止める
ありのままでいれる椅子を

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公開日 2021/02/24
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