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失われた青春
作詞 野馬知明
 血を流してたお袋
 ビール瓶のかけらを持って
 家を出て行った親父
 星も見えない真っ暗な夜
 薄ら寒い風が吹いていた
  巡る季節に春があり
  心の傷はいつか癒えても
  もう戻らない俺の
  失われた青春

 親戚達が集まった
 口汚くののしる二人
 叔父も叔母も去って行った
 壁に血糊のへばりつく部屋
 障子が破れかけていた
  ほんのひととき夢を抱き
  心の傷を忘れかけても
  もう戻らない俺の
  失われた青春

 友達はいま旅の空
 風邪で休むと嘘を告げた
 夏に俺は町の工場
 回る機械の耳を裂く音
 頬を伝う熱い涙汗
  巡る季節に秋があり
  心の傷は紛らわせても
  もう戻らない俺の
  失われた青春

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公開日 2021/02/03
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コメント マルセル・プルーストよ、失われた青春(時)はプチ・マドレーヌなんかでは戻らないんだよ。
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