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庭の樅の木
作詞 野馬知明
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   郷里(くに)を出たのは十年昔
  お前もまた都会へ行くのか
   風に泣いてた老いた樅の木
     帰ろうと思えば誰も
     引き留めないのに都会に溺れた
  庭で撮った写真が届く
   父と母と老いた樅の木

◆[圓靴って故郷のことを
   想い出すたび枕が濡れる
  なんでこんな意地を張るのか
   どこまでやれば自分を褒める
     帰るには帰られなくて
     涙を堪えて電話で聞く声
  今にきっと家でも建てて
   ふたり呼んで楽をさせたい

 盆か暮れに帰ればなぜか
   段々小さくなってく父母
  やがて時が二人を連れ去り
   今は田舎に墓があるだけ
     帰っても知る人もなく
     都会の真似して変わってく町並み
  たったひとつ昔のままに
   庭に残る老いた樅の木

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2020/12/28
ジャンル 罩茗
カテゴリ 絎倶
コメント 泣きながら歌う森進一を想定して泣きながら作った楽曲。
同人の評価を得たが、ディレクターの評価が欲しい。
野馬知明さんの情報











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