|
|
|
しおさい
|
作詞 芙美 |
|
1.伏し目がちな私に
あなたの声が溶け込んで来た
まっすぐな瞳の奥に
私が映っている
穏やか水平線に
沈みゆく夕陽
波を茜色に染め
遠い海原見つめ
あなたは何を思う
私はただ寄り添い
あなたの横顔見ていた
いく千もの中から
私を見つけてくれた
まるで 静かな海のように
満ち足りた心
ただ潮騒だけが響く
二人の心に
寄せては返す 優しい潮騒
あなたの鼓動感じ
寄せては返す 優しい潮騒
いつまでも 響けと願う
知らなかった
こんなに大切な人だと
始めて気づいた
私の心を包む人だと
2.いく年も時は流れ
海辺の表情も変わった町
それでも また来てしまう
あなたに会えるようで
黙り込む春の潮騒
あの時のように
私の素足濡らす
足もと寄せるさざ波
遠い日のように泡となる
心に風が吹く
季節の移ろいと共に
人はそれぞれの
道を歩むけれど
忘れはしない
心に刻んだ 愛しい時
ただ 潮騒だけが知る
遠い日の二人を
寄せては返す 優しい潮騒
想い出だけ響かせ
寄せては返す 優しい潮騒
今もあの人のもとへと
知らなかった
こんなに愛おしい人だと
始めて気づいた
二度と会えなくなってから
|
|
|