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黒猫
作詞 Metaphysical Cat
君は今日も歩いている
探検か迷子か徘徊か

『理由なんてどうでもいい 楽しければそれでいいのさ』

君が選んだその道には
どんな景色が広がっているのだろう

『気になるなら黙って付いて来るがいいさ』
そう言っているような眼をして振り返る
君のあとを必死で追いかけるけど
どうしても追い付けないよ


『頑張りなよ 置いていくぞ』
その小さな身体のどこに

世界を渡るほどの力
隠しているのか解らないよ

『楽しかったら疲れなんて
どこか遠くに吹っ飛んじゃうモノなのさ』

誇らしげな瞳が言っている姿に
癇に障らない程度の仕返しをしたい
君のあとを必死で追いかけるけど
どうしても追い付けないよ


『僕には或る特殊能力(ちから)が在るんだ』
唐突に呟く君
『色んな最期が鮮明に見えるんだ』
まだ解らない僕に続けて

『ほら あそこを見てごらん』

道を挟んだ向こう側に
まだ幼いだろう白い仔猫が居る


『あんなに小さくても未来へ行けないのさ』
何をそう決め付けているのか知らないけど
意外とすぐ現実を目にした時
君がとても怖くなった

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2023/12/21
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コメント 黒猫は唯一、不思議な能力を持っている。
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