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エデン
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作詞 Metaphysical Cat |
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椿が首を落として
空気と時間で
調味して漸と土塊になる
その繰り返しの中で
新しい息吹
蘇るように天へと昇る
茎には枝を 枝には葉を巡らせて
この血は全てに宿る
世界を統べる 無害と無縁の僕ら
神が与えた色に過ぎない
天使は羽を散らして
何も無い者へ
生まれ変わろうとしているけれど
やがて屍となって
醜さの至極
生きる糧も見失いそうになる
贖罪の日々 傷だらけの背中から
零れる寂しい光
きっと僕らの明日は何処にも無くて
神が与えた罰に戸惑う
僕らの腕は千切れて
唯の夢となる
記憶の欠片を置き去りにして
いつしか巡り巡って
楽園の彼方
誰かの温かい場所へ還る
この繰り返しを経て再びこの目に映る
悍ましくも懐かしい
始まりの種 その花の名は知らない
無痛の傷みで育つ
世界を枯らす 無害と無縁の僕ら
神が与えた色に過ぎない
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