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絶縁体になれたなら
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作詞 マルC |
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幾千と研がれた刃の切れ味 誰かをすぐに刺してしまいそう
独りになっちゃえば泣きたい時に泣き怒りたい時に怒っていれるのだろうか
繕っていられることがそんなに偉いか?
包み隠した数だけの自分を無に還すことが
押し殺して生きることがそんなに偉いか?
「あぁ、そうですか。偉いですか。」
僕が僕じゃなくなることが
生乾く涙の汚い痕も
「消え去れ、捨て去れ、この世を去れ。」と唱え続けたよ
未探索の地図をぐしゃぐしゃに丸め潰して
「失敗」という名の成功を手にしていられたらなぁ…
打っ叩いて壊した刃の切れ端 触れたら血が滲む歪さだった
ただ強く居られることがそんなに偉いか?
弱さも強さも持ち合わせて「人間」と呼べるはずさ
生温い息と声無き声で
「消え去れ、捨て去れ、この世を去れ。」と怒鳴り続けたよ
ありったけの語彙をどろどろに製鉄して
「悔しさ」という名の鈍器で殴ってやれたらなぁ…
夜は去って明け方の薄青が映し出す惨めさ
生乾く涙の汚い痕も
「消え去れ、捨て去れ、この世を去れ。」と唱え続けたよ
未探索の地図をぐしゃぐしゃに丸め潰して
「失敗」という名の成功を手にしていられたらなぁ…
「失敗」なんてさ「成功」に変えてやれたらなぁ…
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