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濁流
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作詞 歪み |
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都は人で溢れている
傷付けることも、それを癒すことも出来た
冷然も温情も持っていた
汚穢《おわい》も清廉も持っていた
けれども他人の心を見る術は持たなかった
言葉は毒にも薬にもなって
それは枚挙《まいきょ》に遑《いとま》がない
それでも人にはそれしかなくて
己の心でさえも言葉にしなければ知り得る術がなかった
何故創ってしまったのか
知らずに死にゆくことが出来るなら
生に張り付く未練などありはしないのに
この世界を汚すこともなかったのに
偽りと真実に目を回さずにいられたのに
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本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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