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発声
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作詞 Ibu |
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私の吐く言の葉というのは
強く、重く、圧し掛かる
自分の言葉にも責任を
持つ時間がやってきたみたいだ
心は幼く、童心を持ってはいたが
乱れてゆくのを声で感じてたんだ
君の云う「素敵だね」が
信用ならないならば、大人だ
出来る事が増えた事に
何の文句も無いけどさ
何故が未だにできない事の方が
多い気がしてしまうのは何故だろうか
ならば、この声で届かせようと
感情も混ぜて歌おうと
必死になって藻掻いていた日々を
馬鹿にした人の方が多かったんだ
自分を馬鹿にするのは慣れたけど
誰かに馬鹿にされるのは我慢ならなくって
告げた一言に涙が出てしまうのならば
そうだ、皆弱いんだったけな
大人という言葉が重く圧し掛かるのは
底辺、最低、とは違うのだろう
自分にできる歌は限られていて
それを取得したいが私の夢だったんだ
未だに幼い、まるであの頃のノートの
面白みやら恥ずかしみだったりだった
僕の云う「頑張らないと」は
本当に頑張れていなかったら、子供だ
才能ばかり見上げていた日々を
僕は夢だと云ってしまって
未だにできない事ばかりだから
笑うしかないよな、笑うしか
まだ、声を出せるのが僕ならば
誰かを止める歌にしたいな
報われる日が来るなんて妄想を
皆抱えて生き続けているんだ
好きな人との冗句は楽しかったけど
嫌いな人の罵倒には赦せなかったんだ
それを声に出せれたら問題なかったのに
そうだ、皆真似ているんだっけな
声に出すのがこんなにも難しいのか
単純すらも程遠いんだなと考えて
今も待ち続けている、出せる機会を
ステージは一部の人しか入れないらしい
悔しいかな、僕は声を
出す機械も機会も貰えていないんだ
だからいつかこの綴りを
歌えたら、幸せなのにな
そう、胸の内から叫んでいる
楽しいだけじゃないと嘆いている
命があるだけましなんて言葉
何処の誰が云ったんだよ
幸せ語りならいくらでもするけど
不幸の愚痴は自分の中に仕舞いたいんだ
そんな単純すら声に出せないのなら
そして、今日が終わっていくんだ
喉も枯れた、出せる声は出した
後は下手くそも上手いも関係無いだろう?
そんな一つの発声だったんだ
そんな一つのぼやきだったんだ
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