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二十代祝祭日後日談
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| 作詞 Ibu |
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「君はこれで大人の仲間入りです」
既に大人なのに、そう言われた気がした
酒も煙草も賭け事も
自己責任になれたもんだ
今日位はいいやって
馬鹿みたいに燥いだあの日の夜
自分を忘れた事を
思い出して上を見上げた
誰も祝ってくれない訳じゃなかった
寧ろ今までで一番祝われた気がした
君の仲間になれたんだって
喜んだのはその日の迎えた夜だった
そして朝になり祭りは始まった
こんなにも嬉しい事が
この世にあって堪るがと
明日になっても僕は君と
同じ人になれるんだって
始まったばかりの今日を生きた
この夢は終わらないと願ったと
聞いてくれるかい？僕の人生を
まだ始まったばかりの人生をさ
笑みが零れてしまう程の
自由を得たその日の事を
「君はこれである程度は自由です」
確かに皆許してくれる様になったなと
酔いも依存も無駄遣いも
自分次第と思えたもんだ
やる事が増えた今では
ある種スケジュールは埋め尽くされて
もう自己満足なんだろ？って
自分に言われた気がして下を見た
誰も歓迎しない訳じゃなかった
寧ろ今までで一番歓迎された気がした
君の気持ちも分かれたって
共感したのはその日の二度目の夜だった
もうすぐで祭りも佳境を迎えるって
こんなにも素晴らしい事が
この世にはまだあるんだなって
明日になったら君はこの場を去る
同じ人だからいつでも側に居ると
これが始まりなんだなって
大人は現実を見るもんだって知った
まだ聞く人はいるかい？僕の路をさ
実は終わりかけているこの路をさ？
笑みが薄れていく程のよ
飽きてゆく時間の摂理を
今日が終わり、明日になり
お洒落になる事も僕らしくなくて
さあ、ここで後日談と行こうじゃないか
自分に酔っていた私の事さ
ここで終わり
ここで始まり
そしてさよなら
そしておはよう
なんだかんだ
ああだこうだ
ああねこうね
それねまあね
つまらない言葉の交わし合いが
こんなにも馬鹿げていた事を
こんなにも望んでいた事を
この世は幻でも見せてくれたのさ
明日になって後味残る苦い味を
同じ人は年老いても味わってるらしい
まあこういう始まりなんだなって
結局は夢を見ちゃうんだなって
もう聞き飽きた人が大半かな？
僕の中で一番笑えた話も終わりだろうよ
さて、今日をまた生きようじゃないか
十代の時と変わらない唯一の共通点を
それを思い返して生きるのが
私はちょっと楽しいのです
もう祝わなくてもいいのかな？
来年はもっと祝ってくれるのかな？
そんな事だけが僕の若さなのさ
次は三十代で会いましょう
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