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落書きの月兎
作詞 Ibu
そこらを見れば餓鬼共の
落書きが月兎の赤いバッテンが
転がる、否定される
否定されたがってた

昔は餓鬼も子供でさ
紙に落書きを書いていたのに
今じゃ壁にスプレーをかけ
Fワードを連呼している

子供の儘じゃ駄目だったのか?
昔話を否定したいのか?
月兎という象徴を
否定する事で
自分を保っていたんだったら

昔書いた月兎
でも今じゃ否定の象徴
あの時見上げていたあの夢は
馬鹿馬鹿しいと自分に否定されて

そんな餓鬼も大人になって
落書きの時間も減ってきたな
忘れていく月兎を
せめて否定できたら

そういう未来の安泰がさ
今も照らしている月明りが
いつからだろう?いつの間にか
丁寧語を連呼してた

大人の儘ではつまんなくないか?
趣味の一つでも作ってくれと
月兎の所為にできたら
それで満足いくのならば
まだ生きていたくなるだろう

今も書くよ月兎
いつか訪れると願った肯定の歌
今からでも絵を描けば
昔を思い出せるのかな

落書きは何れアートになって
アートは何れ芸術になって
僕らのしてきた事も
いつか歴史に刻まれるのかな

上を見上げ描いた月兎
その形が何よりも美しくて
もう餓鬼でも子供でも
大人ですらないから

進むしかないじゃないか

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2021/10/14
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コメント 月を観ては、そんなもんと描いていた日々を
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