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僕の作詞は、一つの小説の様な
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作詞 Ibu |
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僕の事を文章にするのならどうだろうな
1つ1つ確かなモノにしていこう
それは余りにも
口ずさむ程
単純な作詞だったんだ
それを小説と呼べるのなら
僕は歌を使ってメロディという文字を綴っていた
小説から歌が生まれるのならば
歌から小説が生まれてもいいんだ
悲しいかな、この文章は
確かに意味はあった筈なのに
皆は有名な人に目を逸らすんだ
分かっている、分かっている?
本当に?その証拠は何処にあるの?
ただの実力不足だなんて、そう思いたくなくて
ずっと描いて、綴って、沢山のメロディが生まれた
どっかの誰かに届くといいなと思って
今日も痛々しい曲を作っていた
"才能"なんてモノ端から信じちゃいないんだ
どうせ、舞台の前に立ったら逃げ出すか頭真っ白になるかのどちらかだろ?
だから平凡でいい、僕は影でいいんだ
あのスターにはなれない
分かってでも足掻きたい
ああ、アァ、あゝ、あぁ
せめて一部の人にだけ伝わって欲しいのです
この文章を作り続けて、実はそんなに経っていないのです
構成とか、コードとか、知ったかぶりして歌って奏でて演じて広めて
これを
もし歌う機会があったのなら
どの様に披露してやろうかと考えるけれど
そんな機会なんてきっと来ないから
こんな感じでいいのです
人生なんてあっという間だ
正に「あっ」此れで終わるのだろう?
そんな小説を書くよりも
唯一才能のあった
作詞という才能も
見抜けぬ愚か者が僕であった
今更過ぎるんだよ
まるで小説の殴り書き
文章の暴力
言葉の暴力
仮に名を残せたとしてもさ
仮に傷跡を残したとしても
まあ、プロに敵う筈無いよな
巧く無ければ下手でも無い
この何方付かずの歌をどう表現すればいい?
父すらも母すらも超えられなかった僕は
誰を乗り越えるターゲットにすればいい?
嗚呼、ぅあゝ、ああ゛、あーあ
此れでも一生を掛けているんだよ
僕のエピソードはあれだろ?
夢日記や妄想日記と指して変わらないもんだろう?
それを分かっていてからに何度も何度も繰り返していたよ
「完成度を上げる?」そんな言い訳で綴って藻掻いて
あー!!!!分かったよ!
人生を掛けなきゃいけない事
この行為そのものが小説で
表現しえないモノが
其処にあったんだよって気付かせてくれたから
僕は僕なりのメロディを
君は君なりのメロディを
一緒に残そうぜ
それがアイデンティティなのだから
ああ、今、歌が終わる
その瞬間を見つめて
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