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本当の終わりは
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作詞 Ibu |
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もしも、僕が居なくなったのなら
誰か悲しんでくれるのだろう
もしも、僕が居なくなったのなら
誰か残してくれるのでしょう
もしも、僕が要らなくなったのなら
誰も見てはくれないのでしょうか
もしも、僕が要らなくなったのなら
誰か後始末をするのでしょう
せめてよと書き綴る遺言
選ばれた数少ない遺言
でも、本当に終わりが来るのなら
それは忘れ去られてしまった時だろう
「生きていたいな」を建前に
死んでゆく者を何人も見てきた
僕は知っている、僕が居なくなったのなら
他の人も居なくなってしまう事も
「でも辛いから」を知っても尚
死んでゆく者を何人も見てきた
僕も何時かそうなるのかな
そうなる迄足掻きたいな
もしも、僕が亡くなったのなら
誰か微笑みを交わすのでしょうか
もしも、僕が亡くなったのなら
僕の今を誰か引き継ぐのでしょうか
誰かの為と綴る遺言
望まず書いたそんな遺言
これで終わりじゃないといいな
そんな風に僕は綴っていた
「やりたい事がある」がその意味で
生き続けた者を何人も見てきた
僕は知っている、僕が亡くなって
喜ばない人が一人でもいるって事を
「どれを最期の歌に」そう思って
歌ってきた者を何人も見てきた
自分もそう思う日が来るのかな?
それなら僕はどうすればいいの?
「本当の終わりは」と探していた
何処まで行けるのだろうと進んでいた
偶然でも必然でもいいからさ
死ぬのだけは絶対に嫌だから
「生き続けたい」が言えずに
死んでゆく者を何人も見てきた
僕もその一人だったのかもしれなかった
それ程に追い詰められていたから
「ありがとう」その言葉で
生き続けた者を何人も見てきた
きっと生き続けるのでしょう
僕も貴方も君も
もしも、僕が逝ったとしたら
皆僕を覚えてくれるのだろうか
もしも、僕が逝ったとしたら
そう思う内は生き続けるのでしょう
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