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『daydream』
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作詞 ミカヅキ |
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短い影が小さく弾む狭い鋪道
赤 黄色 オレンジ
すれ違う膝元を彩る
3日ぶりの青空が
僕をどこかへ連れてゆく
紋黄蝶が花びらをまねて
音もなく舞い上がる
君の姿を滲ます陽炎が
ああ
僕を手招いているんだな
どこにも行かないって言ったくせに
手を振るように揺れる三つ編み
誘われるままに行ってみようか
足どり軽く夢見心地で
ねえ
だから待っていてよ
短い時間(とき)がゆっくり進む長い呼吸
ただ手を繋ぎたい
手を伸べた向こうが何であれ
3日前の大雨で
落書きも消えて無くなった
紋白蝶が花びらをまねて
音もなく散ってゆく
君の姿を眩ます太陽が
ああ
君を手招いているんだな
誰にも言わないでおいた秘密が
誰にも言えない思い出に変わるように
いつからだろう好きになったのは?
いくら探しても雨の匂いだけ
もう
ここは夏の出口
木漏れ日
向日葵
遠回り
そよ風
頬撫で
どこまで行くの?
君の姿を滲ます陽炎が
ああ
僕を手招いているんだな
きっとまた戻ってくるんだろうか
弧を描くあの飛行機雲のように
誘われるままに行ってみようか
足どり軽く夢見心地で
ねえ
だから待っていてよ
幻でいいから
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