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風船
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作詞 鈴木楪 |
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「張り裂けそうな恋をした」
憧れていた恋は そんな生優しいものじゃなかった
胸のトキメキを 高鳴りを
いつかは経験できるのかな、なんて
恋に恋するように生きていた
周りに合わせて 恋愛ごっこして
身を焦がす激情に憧れていた
心に描いた『恋物語』は
ある日突然 落ちる恋
ゆっくり育ったその感情が
まさか『恋』だと思わずに
「張り裂けそうな恋をした」
そんな言葉じゃ この気持ちは言い表せられない
気持ちの風船が パンパンに膨らんでるのに
毎日「好き」が まだまだ 詰められていく
もうこれ以上入らないんだよ
胸が苦しくて痛いのに 愛おしいんだよ
貴方の後ろ姿を 痕跡を
気付けば探しているだなんて
1ミリも気付かれないように過ごしてきた
誰にも知られず 興味ないフリして
暴れ回る激情を隠していた
踏み込んでいた領域は
もう後戻りできないところで
こんなにも厄介だなんて
知ってたら憧れなかった
「張り裂けたらば楽なのに」
叫んだ言葉は 他の誰にも届きやしない
気持ちの風船は もう無理だって言っているのに
まだまだ「好き」が 暴力的に入ってくる
本当にこれ以上は限界なんだよ
息が苦しくて辛いのに 破裂しないんだよ
「張り裂けそうな恋をした」
本気の恋がこんな 醜い感情でできてるなんて
「張り裂けてくれお願いよ」
叫んだ言葉は 他の誰にも届きやしない
気持ちの風船は もう無理だって言っているのに
まだまだ「好き」が 暴力的に入ってくる
本当にこれ以上は限界なんだよ
息が苦しくて辛いのに 破裂しないんだよ
叶いもしない恋なのに 止められないんだよ
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