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ひとり中辺路2
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作詞 小山 景司 |
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走る列車の 車(マド)窓の中
十丈王子は 直ぐそこと
あなたの幻(カゲ)が 言うを見て
熊野中辺路 未練笠
昼なお暗い 道で死んでも
泣きはしないで 下さいね
実らぬ恋に 駆け寄った
昨日を捨て行く 道の駅
あなたに別れの 文(フミ)書けど
ひとり中辺路 未練杖
明日があるなら 抱かれた肩も
しぐれに泣きは しないのに
眠れぬ宿の 朝まだき
発心(ホッシン)門まで よろけ行く
あなたと歩いた 六月前(ムツキマエ)
ひとり中辺路 振り返る
秋風抜ける 本宮(ホングウ)着けば
静かな夢も 見れるのに
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