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光の入り口
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作詞 渡 佑 |
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何を求めるのか
何も見えないこの世界で
足のつかない沼の底でメビウスを回る
誰のために祈るか
黒く澱んだ世界で
あなたはヤスリがけされた声で天を仰ぐ
高くそびえる鋭い塔の
ステンドグラスの光の中で
輝く手を求めてひざまずく
僕に救いの神は降りてこない
空から見下ろす
星々の群れによって
闇夜に暗い影が生み落とされていく
水平線へと沈む太陽は
私の知らない誰かを照らすのだろう
心の淵に浮かぶ君は
僕の手を掴んで離さない
両の手から伝わる痛みには
どこかに温もりが潜んでいた
高くそびえる鋭い塔の
ステンドグラスの光の中に
浮かび上がる君の姿だけ
記憶の中に刻まれていく
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