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終焉の鐘と涙は温かくて
作詞 TAICHI
花に囲まれた日は終わりだと決めつけていた
でも予想とは違っていた
ずっとずっと心地よい場所だった

いつも通りの 何気ない通勤路
一時の苛立ち ほんの少しの焦りが

こんな大惨事になろうとは
誰も予想しなかっただろう
誰も求めてはいなかっただろう

生と死は隣り合わせなんてさ
映画やドラマでは 当たり前の台詞なのに
現実に起きた時は 当たり前では済まない

花に囲まれる ほんの数時間前の気持ち


花に囲まれた日は終わりだと決めつけていた
でも現実は温かい一時で
ずっとずっと涙が止まらなかった

出掛ける前の 「いってらっしゃい」
帰宅して最初 「おかえりなさい」

その一言がもう聴こえない
僕は予想しなかっただろう
僕は求めてはいなかっただろう

苦楽を共にする主人公とヒロイン
ゲームやアニメでは 当たり前の物語なのに
現実に起きた瞬間は 当たり前では計れない

花に囲まれて 燃えゆく今現在の気持ち
鐘の音が響き 離れゆく記憶が切なくて

こんな姿になっても
一言でも言葉にできるのなら
「まだ貴女を守りたい」

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公開日 2020/06/22
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