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金木犀
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作詞 yomenaiyo |
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あなたに恋をした
私先生に恋をした
私の夢を聞いて微笑んでくれた
それがとても嬉しかったから
放課後2人で話す
放課後私は話したがる
第一志望クラス家族のこと
あなたの言葉に何度も泣いた
私はあなたが必要だった
金木犀の揺れるような
風を受けた窓のカーテン
勉強を頑張れば
茜色、見るたび嬉しい
私をバスは迎えにくる
放課後の自習室
2人きりの部屋数学教室
私だけに秘密のアイスクリーム
あなたは私を必要としていた
先生は触る、私を。
嬉しかった
頭を撫でられ頬を触られ
腕を掴まれ引かれ
拒んでも離そうとしない
先生は触る、わたしを
怖くなった
最新機具携帯端末
いつも私に向くカメラ
不自然だって極まりない
いつでも私の顔に近づけてくるカメラ川
ゲームしない?って先生
「うまい棒口に咥え距離を測るゲームだよ」
もう1人、やる気に満ちた女の子
スカートの下にタブレット
上を向いてる端末カメラ
担任は信じてくれない
保身に走ったのは先生たち
校長先生に精神科の診断書を渡す
「これお守りにするね」
は
卒業前日私に
ダッフィーのぬいぐるみを渡し
校長先生「引き継いでいってくれ」
なにを
担任は言う
「歌を仕事にしたいのでしょ、演技くらいしてあの人の機嫌をとれ」よと。言葉が喉を通らない
金木犀の芳香剤
あなたの車の後部座席
あなたのド下手な運転に酔った
バックミラーの老けた顔
笑ったときの口の匂い
気づかないように気づかないように
さけぶお母さん遠くに住むお父さん
安定しないお母さん
私のための精神薬
金木犀の芳香剤
あなたの車の後部座席
ヒトに秘密な2人のドライブ
助手席に乗りたかった
つまさき。穴の開いた靴下
直してくれるヒトいるはずなのに
そのヒトになりたいソノヒトニナリタイ
と思ってしまった
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