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蚊の歌
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作詞 焔 祈裂−ほむら きざき |
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紅の 貴方の中身全部を
くれないの?なんて セコい誘い方ね
貴方の掠れた 甘い吐息が
囁きのように 私を誘う
嫌だわ それは誰の移り香なの?
そんなもので避けられると思わないで
艶めく白い肌に 私は身を震わせて
凶器突き立てる瞬間に 胸躍る
すり寄って 貴方へと手を伸ばすと
すげなくその手を払い 去っていく
ちょっと そんな邪険にしなくていんじゃない?
それで煙に巻いたつもりになっているの
突き立てた凶器からつたう 貴方の紅い密
私に流れ込み ひとつに溶け合う
どんなに惨めだって 人肌が恋しいの
飛んで火に入る夏の虫?
好きに呼んで!
貴方の中身と私の中身とが 交わって
貴方と私 やっとひとつになれた
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