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昼下がり
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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大丈夫だよ。って君が言って
そうやって見せた笑顔が
僕をややこしくさせた
クマゼミの鳴く時間が過ぎて
ニイニイゼミが鳴いている
そんな夏の昼下がりに
僕がいつだって見たかったのは
君の笑った顔であるはずなのに
なんでだろう、なぜだかその笑顔を
憎んでしまいそうになる
大丈夫じゃなさそうな君を
見たかったわけじゃないけれど
あまりにあっけらかんとした別れ
外で遊ぶ子供らの楽しそうな声に
いらついてしまいそうな自分に
嫌気がさしてくる昼下がり
結局、どうあっても僕は
君を嫌いになれそうもないから
ただ去りゆく その背中を見送る
追いかけることはできない
僕がいなくて君はさみしくないの
僕はさみしくてたまらないよ
僕の名前を呼んで満面の笑みを見せた
あの時の笑顔と あの笑顔
点いているだけのテレビ
まわりっぱなしの扇風機
僕は寝転がってぼんやりとしていた
目は開いていても 虚空ばかり視ている
クマゼミの鳴く時間が過ぎて
ニイニイゼミが鳴いている
そんな夏の昼下がりに
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