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クラクション
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作詞 橙 ヨシヒコ |
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優しいクラクションが
僕を呼んでる
君が小さく手を振りながら
「着いたよ」って顔をしてる
車に乗り込んだ僕に
左の手を差し出して
少し冷えてた 右の手を
両手で包んでくれた
今日の冷え込み具合を少し
甘く見てた僕の装いを
フル装備の君は
あきれたようにして笑った
ちょっと着膨れになっても
あたたかい方を選んで
それでも普通に寒がる
飾らない君が好きだ
僕も格好つけないで
寒いなら寒いって言おう
でもやっぱりそれなりに
平気なふりをしてる
寒くないのかな、という気持ちで
ミニスカートの女の子を見てた
ミニスカートにハイヒール
きっと僕なら歩けない
あんな子が好きなの?と
君が急に尋ねてきて
ハッとしてうろたえて
いいわけも精彩を欠く
女の人は男の
どんなところに惹かれるのかな
君は僕のどこらへんに
惹かれてくれたのだろう
特別な言葉じゃなくても
それで好きが高まるなら
好きな人を振り向かせる
クラクションのようなもの
警笛という意味合いじゃなく
恋のいちばんいい時の
好きな人を振り向かせる
恋のクラクション
しばらく話してたけれど
そろそろ出発しようか
運転席を代わろう
行きも帰りもまかせて
君が寒がりなことは
僕のあずかり知るところ
僕が必要な時は
いつだって呼んでほしい
ちょっと着膨れになっても
あたたかい方を選んで
それでも普通に寒がる
飾らない君が好きだ
僕も格好つけないで
寒いなら寒いって言おう
でもやっぱりそれなりに
平気なふりをしてる
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