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横恋慕のバレンタイン・デイ
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| 作詞 橙 ヨシヒコ |
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渡せもしないのに
君は勇んでチョコを買う
おおいに悩んで
きっと無難なやつを選んだ
見ていたわけでもないのに
そんな感じだったんだろう､と
勝手に推し量っているだけ
君のことが好きな僕だ
弱気な僕と 弱気な君は
僕に対してだけは やたら強気で
俺がもらってやろうか､と からかう僕に
どうしてアンタなんかに､と返した
なまじ仲がいいのが仇になってる
横恋慕のバレンタイン･デイ
厄介な相手を好きになってしまった
神様は不親切だな
指折り数えるうちに
その日は迫り来る
君が広げたカバンに
きれいに包装されたチョコがあった
僕にはないものを
兼ね備えている彼だ
わりと人気があるだけに
勝ち誇っているようにも視える
弱気な僕と 弱気な君は
君に対してだけは どうしてか強気で
告白するという行為にだけは
怖じ気ついているのが現状
君の幸せを願えない僕だ
自分がイヤになるバレンタイン･デイ
うまくいかなければいいのに､と
君の不幸を望むのか
なまじ仲がいいのが仇になってる
横恋慕のバレンタイン･デイ
あいつにチョコは渡さないでくれ
どうか､うまくいきませんように
むしろ僕が君にチョコを渡したい
あべこべだと笑われても
どうせ恋にルールらしいルールはない
君が好きだと伝えたい
ホワイト･デイに返事を聞きたい
渡せたらの話だけど
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