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宇宙階段
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作詞 野中くろ |
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刻(とき)廻(めぐ)れば
桃色貝の思い出も舌先もプラリネも
光の渦が
すべて飲み込むの
だから今だけは悪い魔法のままでいい
星空に描(か)いた螺旋階段昇りつめて
あなたはさらってしまってもいい
私の手を取って眠りへと逆らう
あなたは罪びと
摂理なんか語らないで
あなたの歴史に惹かれてるわけじゃない
言葉少なに熱を重ねて
老いの徴(しるし)と
あどけなさの残滓で
アポトーシスの世界によく研いだ刃を当てる
赤いドレスは大人びすぎて
私が消えてしまいそうだけど
旅立ちには相応しかった
螺旋階段の上
二人の影が翻る
さよなら地球
私たちとお前は互いに手を焼いていた
その青さに息を殺すことはもうないの
ああ
雨のような落下で時が降り積もる
さよなら地球
さよなら地球
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