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朝の景色
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作詞 maboちゃん |
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朝日がマンションの壁を照らし
薄水色の空に浮かび上がる
人影もまばらな歩道を
僕は駅へと向かう
足音も凍りそうな世界
誰も口を開かない
街はまだ眠りから覚めず
寝起きの余韻を楽しむかのように
動き出すことを拒んでいる
僕は今日一日の無事を祈り
妻や家族の平安を願う
人からつまらない人間と思われても
これが僕に出来る精一杯
オレンジ色に染められた空は
エネルギーを沸き上がらせるのに
朝の景色は 誰にも知られることのない
人々の苦悩の吹きだまり
だから僕は空を見上げ
ふと、『この世界が終わってほしい』と
思ったりする
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