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夢
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作詞 いまり |
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大切なこととそうでないことを
慣れた手さばきでより分けていく
ひとつずつ諦めて置いてって
これでいいのかと歩みをとめる
だんだん近づいていってたのに
触れることは出来なかった濡れた光
やるせなさを器用に切り取れば
あの日に立ち竦んだままの僕がいる
こぼれおちてく
吹き溜まってく
ただそれだけで
過ぎ去っていく
物語のクライマックスは
ふと気づけばとうに終わっていた
ひとつずつ歩み寄っては離れ
乾いた手をじっと見つめる
もう少しで届きそうだったのに
触れることは出来なかった澄んだ光
寄る辺なさに気づかぬふりをすれば
あの日に立ち竦んだままの僕がいる
一度だけ僕は
振り返ってみる
ただそれだけで
もう歩んでいく
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