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浮浪雲(はぐれぐも)
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作詞 宇賀 町羽 |
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見上げれば空遠く
浮浪雲がひとつ
時を止めないように
そっと流れてる
幾度の悲しみが訪れたのだろう
どれだけの苦しみを抱え込んだのだろう
くたびれた この身体
大地に埋(うず)めれば
光を染み込ませ
浮浪雲 ひとつ
私は今
過ぎ去った時の上に立つ
思えばあの頃と
同じこの空の色
繋ぎとめるように
浮浪雲がひとつ
何に向かって歩んでいたのだろう
いったい何を無くしてしまったのだろう
どこまで行けば笑えるのだろう
いつまで待てば穏やかになれるのだろう
声もなく叫び
空を見上げれば
時を従えた
浮浪雲 ひとつ
私は今
動き出す時の前に立つ
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