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心にためているもの
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作詞 RAi. |
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誰かに気づいて欲しいけれど それはとても恐ろしいことに思える
近づけば近づくほど傷つく頻度は増えて 心が荒んでいく
それでも世界は優しくて 人は優しくて 幸せに満ち足りて
涙が出る時は色々な場面であるけれど それがどの感情でも尊いと思えた
誰かを憎んでいる時には思えない 余裕がない時にも愛なんてない
人はまるで波のようだ 気まぐれで予測できない天災のよう
周りに色んなタイプの人がいる それで私はいつも戸惑い考える
闇に堕ちても 普通に過ごしても 根本は何も変わらない
彼女たちはただ、幸せになりたいだけなのだと 私もただ、幸せでありたいだけなのだと
楽しい 嬉しい 元気になる 幸せになる ただそれが欲しいだけだ
でも反対に、全く別のものが欲しくなる時もある
怒り 絶望 憎悪 狂気 諦め 負と呼ばれるものだ けれど、悪いことじゃない
楽になりたい 怠けたい 死にたい 傷つけたい 血を見たい 色んな感情が、ある
そんなの探し出したらキリがない 糾弾したってキリがない
どんな感情も人知れず抱えて、笑っている人がたくさんいる
どんな感情も表に出して周りを困惑させる人だっている
私には誰も悪いと思えない 偽善でなくただ本心からそう思う
人は波のようだと、さっきも書いた 予測できない嵐のようだ
優しいだけの人もいなければ 意地悪なだけの人もいない
私は博愛主義とは程遠く 自分にすらさほど興味のない冷たい快楽主義者だ
だから人より波の大きさは激しく 次の瞬間には別人のようになってしまう
大切な人たちに迷惑をかけることも多い でも後悔したことは一度もない
私が私で良かったと思う 仮に誰に否定されても揺るがない
ああそう、ふーん それで終わる 自信があるわけじゃない
一生考え続けて 一生試行錯誤して 一生成長し続けて 苦しくても、それがいい
人よりずっとハードモードな人生でも構わない
私の見ている世界が一番だと断言出来る
自分の人生なんだから 自分が生き方を決めればいい
私の正解は今は分からないが いつか眠る時に分かるだろう
私は後悔しない そのようにいつも動いているからだ
私を笑うなら笑えばいいし 嫌うなら嫌えばいい そんな人に構う時間はない
せっかくの人生を楽しまなければ意味が無い 快楽主義者は時間が足りないのだ
いつどんな人間になるか まだ分からない 二十歳と比べたら別人になった
だから、まだ見えない私と出会えるのも楽しみだ
まだ知らない友人や 楽しみが増えるのも たまらなく楽しみだ
ただ、それを隣で見ていてくれる母がもうかなり前に亡くなったことが
ほんの少しだけ、寂しいかもしれない
この世にこころを許せる相手が、甘えたり頼ったり出来る相手がいないことも
たまに、寂しくなることもある
けれど不思議と、自分が可哀想だと思ったことは無い それが当たり前で普通の日常だからだ
誰かがそれに同情しても 私は興味がなくて 泣かれたら逆に申し訳ない
多分、世間から見たら私は悲しい人間なんだと思う
でも毎日満ち足りていて 家族は仲がいいし人間関係恵まれ 互いに姉妹と言えるほどの親友がいる
なんて奇跡的でありがたいことなのだろう たまに涙が出る
ただ、やはり人間はひとりで立てなければ誰と一緒に居ても無意味なのだ
私はまだひとりで立つことが難しい 色んなことが怖くてどうしようもない
人並み以上に、異常に頑張りすぎる癖があるらしく 仮面は剥がれない
誰ひとり、信じられる人間がいない
けれど難しいことを考えても仕方がない もうその期間は終わった
歩き出さねば 人生は短い 短すぎて時間が足りないたのだ
上手くやれなくていい 我慢しなくていい 生きたいように生きればいい
どうせ人生は、長い暇つぶしなのだから
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