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豊かで狭い夢の中
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作詞 クーロンさん |
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夕焼けを背に舞うカラス
雲は焼け焦げた綿菓子
赤く燃える電柱
秋でもないのに真っ赤な木
弟は泣きべそをかいて、
姉に手を引かれ帰っていく
みんな帰ろう
大事な大事な家族が待っている
そう全ては帰るんだ
川に映る鏡世界
なんだかそちらは楽しそう
奏でる音も違うのだろうか
電車の音が水面を揺らして、
自然のギターの音色が響き渡る朝
露が世界を白く染めている
朝出されたゴミを狙うカラス
それを狙う野良猫
昨日の甘えは嘘なのか。
良からぬ噂を響き会う住人達
その前を通るあの人を嗤っている
よほど暇なのだろう
世界はこんなに広いのに
心は狭いゴミ出し置き場
ピエロの夢を見た
笑う口、嗤う目
カラスが地を這う反転世界
メリーゴーランドは飛んで飛んで
子供たちを引きずり飛んで飛んで
東に沈む太陽に消えていった
川に映る鏡世界
なんだかそちらは楽しそう
奏でる音も違うのだろうか
電車の音が水面を揺らして、
自然のギターの音色が響き渡る朝
露が世界を白く染めている
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