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世界は平行を保つ
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作詞 クーロンさん |
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逆さまの世界に
幼い頃
自分は生きていた
ただ興味のあるものを
知りたがり、追っていた
間違いなんて
どこにもなかった
正解なんて
どこにもなかった
根拠のない自信が
夢へと
背中を押してくれた
時間が黒い波とともに
僕を飲み込む
吸った身体は
どんどん大きくなっていき
知識に誘われるように
錆びた扉をひらいた
知れば知るほど
自分のキャンバスが
ぐちゃぐちゃになる
好きな子の顔も
塗り潰されていく
理解する力なんて
ほしくなかった
諦めるなんてことは
したくなかった
追いつかない心
ちぐはぐな精神
見えない電波
ゆさぶられ
おちていく
目だけは正常に
世界を映し出す
幼い頃見た
逆さまの世界は
もう見れない
肩越しから見た
赤く塗りつぶされた
キャンバスのような夕焼け
熱くない
熱くない
空だけは
正しくて
いつだって
目覚めと安らぎをくれる
そう、世界は最初から
同じ形だった
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