|
|
|
唯、夏を探して
|
作詞 あかさてな |
|
もう一度あの海を見たくて
始発に飛び乗り 列車を乗り継ぎ
一日たった数便しか走らないバスに乗り込み
やっと辿り着いた思い出の場所
まだ春も早いせいか 風も波も冷たくて
灰色に煙っていた
波打ち際を素足で歩きながら
あの頃の君を探して居た
何処を探しても君が居ないと知りながら
昼下がりの陽射しが
時折流れる雲の群れに遮られながら
波打つ海を照り返していた
突然風が強く吹き出して
被って居た帽子が波の向こうへと飛ばされて行った
何時まで待っても帰らない帽子を諦めて
夕暮れが迫る頃まで砂浜で座り続けて居た
僕は一体何を待ち続けて居るのだろうか
まだ春も早い此の思い出の海で
もう此処には居ない君の面影を追い求めて
唯、あの夏を探して
唯、思い出に浸りながら
もう一度君の笑顔に、笑い声に逢いたくて
もう一度あの夏に逢いたくて
唯、あの夏を探して
|
|
|