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無数の「ない」と一つの「ある」
作詞 マート
レストランに入って

手を挙げて

店員さんを呼んで

目が合って

メニューを指して

「あの...」っていったけど

奴は笑顔で

「何名様ですか」って

「え!それさっき言ったじゃん」


もう慣れっこ こんなこと

どんな時でも当たり前

注目されたいわけではないが

主役になりたいわけではないが

通行人Aにはなりたくない


僕は、俺はここにいるって

叫んでも

周りにいるのは名無しの権兵衛

「皆違って皆いい」何て話

もう誰も信じないか

自分以外は


こんな自分に彼女ができて

手と手をつないで

夏には花火、秋には紅葉

「綺麗だね」って微笑む君と

見とれてにやける自分が

いつもそこにいたのに

「○○君と2人で朝まで!あー眠い(笑)」

「え!は!もう一回!?」


「優しさ」だけじゃ意味がないって

気づいたこの瞬間

こっちだけ見ろとは言わないが

教えてくれよ恋愛最低条件を



僕は、俺は愛しているって

叫んでみても

声の先には誰もいなくて

「優しさ」何て曖昧なもの

誰にも少しも分かりはしない

もちろん自分も


でもこんなことカッコ悪くて言えないし

周りの彼氏と違って

自信も機転も優しさも男らしさも無いけど

「どんなことがあっても、振られる一瞬まで

愛し続けられる」って確信だけはあるんだ

足りるかな、いや全然足りないな


僕は、俺は「好きだ」「好きだ」と

叫んでも

君の心は震度ゼロ

なら自分の心を砕いて壊して

涙と一緒に捨ててしまえ


そして一歩を踏み出せ

まだ終了の鐘は鳴ってないから

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公開日 2019/03/18
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コメント 初めてです!何かとお見苦しいかもしれませんがよろしくお願いします。
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