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奈落 (ならく)
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作詞 なにわのつき |
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袖すり合うも この世の縁(えにし)
口説き文句も 途切れたままに
手探り触れれば ただやわらかく
夢見ごごちの この浮世(うつしよ)は
重ねる素肌に 喜びひとつ
暖めあえれば だた良きにしと
嘘でかくした 真実(まこと)の恋は
今は幻 声さえ聞けぬ
君に抱かれし 闇の国へと
落ちてゆきたい 今宵も奈落
行(ゆ)きずりあうも この世の性(さが)と
軽い文句も 宛てないままに
まさぐり寄せれば ただしなやかに
もれる吐息の この儚さに
谷間に揺れる かなしみひとつ
果てて気づけば だた哀(あわ)れにと
惚れていたなど 切ない恋は
似合うはずなし 夢さえ見れぬ
過ぎし昨日と 音なき明日は
欠けし月夜に 今宵も奈落
嘘でかくした 真実(まこと)の恋は
今は幻 声さえ聞けぬ
君に抱かれし 夜の闇へと
落ちてゆきたい 今宵も奈落
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