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秋風のバラッド
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作詞 brother sisters |
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きみと別れてしまって
きみへの熱がさめたら
「なぜきみだったのだろう?」
なんてことを思うのかな
このまま静かに終わりを待つように
陽が落ちるのを きみと見つめている
そこには遠く まっしろな空がある
きみとの間に秋風が吹く
伝えようとしていた想い 連れてゆく
さよなら またね
そんな言葉が二人をつないでいる
ただひとつの温度
きみの頭のなかだとか
瞳の奥のほうだとか
もちろんきみしか知らない
神さまだってわからない
壊さないようなやさしい手つきで
心のねじを巻いてみたって
ただぎこちなく軋んでいるだけ
きみの憧れに追いつけないで
立ち止まったままここで 夢見てた
すべてとは言わない きみを教えて
秋が終わるころには
この夢も覚めてしまうから
買ってあげた安い缶コーヒーじゃあ
ろくに会話も続きそうにないようで
さめざめと虚しさに襲われてゆく
きみを遠くに感じてゆく 一瞬一瞬
たとえばこの手をいまはなしたら
二度とつかめそうにない きみの影
はなればなれになってしまえば
胸につかえたままのこの想いも言えそうなのに
きみとの間に秋風が吹く
伝えようとしていた想い 連れてゆく
さよなら さよなら さよなら またね
そんな言葉がいまも胸に響いている
ただひとつの答え
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