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地獄/餓鬼道編
作詞 みっちゃん
呻(うめ)き渡る腹空かせた唐声(からごえ)達の海
人間の粗悪の根源 第七欲/餓鬼道
荒野(こうや)の地闇(ちやみ)を踏み歩く骨皮の群れ達
地肉に渇き食を求む唐声は地闇の番犬の遠吠え虚しく掻き消される

餓鬼に成り果てても永久(とわ)に終らぬ命
涎を惜しみ無く垂れ流す地闇の司りし狼鬼(ろうき)の群れ
人間だった記憶の本能脱兎を持つ脚足(あしあし)
重々し腹抱えもがく本能には逆らえず
虚しく狼鬼の地肉餌となる

骨の随を説く僧亡くば 渇きは永遠にやってこよう
狩り裂(きりさ)かれた膓(はらわた)は、熟れんばかりの芳熟香(ほうじゅんこう)であろう
甘き果実を貪る様は終わりの無い狼鬼の晩餐
人間は無知な力亡き愚かな残飯 この世の罪と罰にて鏡となりあの世の糧とされよう

脚亡くば達磨の如く地闇の肥えとなりて腐乱の果実に
地闇しか知らぬ荒の闇に空求め天闇(てんや)に腕を差し伸べば
天闇司りし烏鬼(かき)達の鐵(くろがね)の刃が空虚なる闇空(やみぞら)から降り注ごう
食い散らかされた人間は何て無力な生き物でありょうや

餓鬼道説く僧亡くば 荒野の地闇司りし狼鬼達こそ万物
天望む光亡くば 闇天空を知る知恵と翼与えられし烏鬼達こそ天の真理
散りばめられた肉片から残酷に与えられる命
死ぬこと等無い 餓鬼道で餓えぬこと等無い闇司りし物達 常に白銀歯(しろがねは)の隙間から絶え間無く流れる貪る欲望の涎の泉

地獄餓鬼は、憑いては離れぬ渇望の波
脳随啜る(のうずいすする)水音奏(みおとかなで)よ 罪と罰の数唱えよ
南無阿弥陀仏(なむあみだふつ)届かぬ餓鬼道にて


終わり

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公開日 2019/02/04
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コメント イメージ的にノリにくい歌だけど、アップテンポの複雑なそんな感じで。
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