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曇り空の晴れ仮面
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| 作詞 石ノ森椿 |
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また今日が始まったとため息をつく
曇り空が僕を覆う
空が少し低くなった
雲は僕を隠してくれる
だからどんな顔をしていてもいい
でも空は僕から雲をはがし始める 「らしくない」と
だから今日も僕は晴れの仮面をつける
晴れは誰にも嫌われないからと
“今日も嘘をつくの？”
無垢な悪魔が仮面に石を投げた
仮面はかすかに揺れた 仮面の中に血が滲んだ
「失いたくない」
“守る物なんて無いでしょ”
「裏切りたくない」
“裏切られたくない”
「違うちがうチガウ！」
“偽って何になるの？”
「黙れだまれダマレ！！」
“君の本当を僕は知ってる”
曇り空が僕を覆う
空は僕を押し潰した
雲に僕は消された 「誰も僕を見つけない」
だから僕はいなくてもいい
“今日も自分を捨てるの？”
薄情な悪魔はまた石を投げた
仮面にヒビが入った 僕は傷だらけの顔を覆った
「消えてしまった」
“君は消えないよ”
「僕が見えない」
“僕には見えるよ”
「嘘だうそだウソダ！」
“僕に嘘はつけない”
「嫌いきらいキライ！！」
“君の本当を僕は好きだよ”
“本当の君を見せてよ”
悪魔は僕から仮面を奪った
僕の顔はどう見えてる？ 僕の目の前に悪魔はいなかった
悪魔じゃなくてごめんねと天使は笑った 悪魔の声で涙を流して
曇り空が僕を覆う
空が低くなった
雲は僕らを覆っている
だからどんな顔でもしよう 君の前だから
それでも曇り空はきっと晴らされてしまうから
僕は今日も仮面をつける 使い方は少し変わったけど
『君と僕の曇り空(秘密)はこれ(晴れ)でしか守れないんだ。』
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