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夜香木
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| 作詞 坂道 登琉 |
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ベッドの中で私を抱く腕が
ほどけていくのに気付いて
家を出るあなたの背中を見つめて
また1人眠りにつくの
あなたはいつも優しくて
私にそっと寄り添ってくれるの
でもその愛が偽りだと
私は気がついていたよ
あなただってそうでしょ
何も知らない2人の方が
幸せだと
そう願って
今宵もまた
目を瞑るの
いびつな愛のかたちを
とどめるために
取り繕って
自分を傷つけないように
鈍感な都合のいい女になった
このままでいい
これが私の幸せ
勇気を出すということは
現状を変える力を持っていて
本音を語るということは
相手の気持ちを揺さぶるの
誰もが願うこの力
私が捨てた理由は
あなたと結ばれるための
たった小さな犠牲
いびつな愛のかたちを
とどめるために
取り繕って
あなたがいなくならないように
ひとときだけの蝶になったの
甘い甘い夜が過ぎれば
あさひとともにきえてしまう
ナイトジャスミンのような
はかない はかない私
あなた以外の誰が
私の香りをしれるというの
いびつな愛のかたちを
とどめるために
取り繕って
自分を傷つけないように
鈍感な都合のいい女になった
決して不幸なんかじゃない
これでいい これでいいの
ひとときでいい 夜でいいの
これがあなたと私の
愛のかたち
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