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少年
作詞 runa
重たく湿った灰色の空を
蹴り上げることが出来たとして
そこに映るのがそれ以外の色だと保証はない

最近どうにも気分が冴えない
いや、正確にはもうしばらくずっと
いつの間にか空と同じ色してたみたいだ

「どんな時でも希望忘れなければ未来は明るい」
って誰かのエッセイで読んだ気がする
あのころの僕はそれを真剣に信じていたけど

⚪今の僕が見てる世界は
子どもの頃思い浮かべてたほど輝いてなんてない
でも不思議とそんな現実がわりと
嫌いではないそれだけは言える

子供の頃のこと思い出してみる
毎日夢や希望に満ち溢れてた
それが今じゃそのどちらもどこかに置いてきた

今週もやはり気分が冴えない
特段不幸という訳ではないはずなのに
見上げた空は相変わらず重そうで

「上を向いて歩きなさい。胸張ってほら顔上げて」
って肩叩かれてた十代のころの話し
あの時の熱血先生今もまだ変わってないかな

⚫今の僕が見てる世界は
先生だったらきっともう少し明るく出来るのかな
あの頃と同じように肩を叩きながら
案外悪くないだろと笑ってそうだ

また一日が終わる
灰色が濃紺に包まれる
明日天気になぁれ
投げ出した靴の向きは…


⚪rep

明日もそんな世界をそれなりに生きていく
こんな未来も悪くない。 楽しみにしていて
ピースサインの少年よ

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公開日 2018/11/26
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