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『路地裏のステップ』
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作詞 Tom Kammar |
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錆びて朽ちそうなフェンス
蓋の閉まりきらないゴミ籠
まだ少し濡れたままの路面に
点滅する灯が写る
朝焼けピンクに染まり出す
空が眩しくて
いつも長い夜の端を
遠回りしていた
華やかに着飾った蝶も
何処からか聴こえていた
狼の遠吠えも
もう既にない
解くことの出来ない難題を
夜が僕に投げ掛ける
"どこに行くよ"と答えられず
聴こえないふりをする
客待ちの暇そうなタクシー
餓えて痩せ細った野良猫
ぼうっと立ち尽くす自販機群れる
悲しき性の羽ばたき
ネオンも巨大な広告塔も
眩しすぎるから
いつも長い夜の端を
遠回りしていた
襟を正した紳士も
つぶれてすっかりキマッた
足取りで帰路に就く
DAY by DAY
今はまだ解けない難題を
夜はいつも問い掛ける
"ここにいるよ"と叫べずまた
耳を塞いだままでAh
LaLaLaLa
LaLaLaLa
La…… Ah,Ah
路地裏を歩く 夜を渡る
この空が眩しくて
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